発達障害だと診断された長男の成長記録。診断が下りた7歳の頃の様子です。
こんにちは、komyuです。
幼稚園で先生から集団生活にうまく参加できない事への指摘を受けた後、色々と本を読んで長男に当てはまる発達障害の特徴を知ってもなお、
「定型発達でもあり得ることじゃなのか?」
「発達障害というほどのものなのか?」
このような疑問が常にあったので、病院へ相談するという行動までには至らなかった未就学時代。
実際、誰しも検査を受ければASDやADHDの特性を持ち合わせているものだと聞きます。
まだまだ自分中心に生きている子供なんて尚更。
元気が有り余って走り回る男子は多動だし、思った事をそのまま言葉にしちゃう口達者なおませさん女子はアスペルガーとなるかもしれない。
それなら、何をもってして「障害」だとなるのか?
特性によって日常生活に支障が出てしまうほどの困りごとがあれば、それは個性の域を超えて発達障害と呼ばれるものになるのです。
そして7歳の頃の長男は、とても困っていました。
発達障害だと分かってから思う事ですが、早く病院に行けば良かった。
判断が遅い。鱗滝さんも激おこです。
幼い頃はちょっと変わったところがあっても、『成長するにつれて個性として定着するのでは?』という希望を捨てきれない気持ちがあったのです。
もしも本当に発達障害だとハッキリ分かってしまったら・・・。
その現実を受け入れるのは、ズボラで適当に生きている私ですら容易ではなかった事を認めようではないか。
目次
入学してからの様子
小学校に入学してからガラっと変わった生活や環境に、すぐに馴染んだ長男。
集団登校期間が終わっても1人で立派に登下校する姿には感動したし、
家庭訪問で学校での様子を聞く限りでも長男に困った行動は見られませんでした。
一年生になってようやくお友達の存在も意識するような言動が増えたし、
初めての参観では姿勢良く座って積極的に発表している長男の姿が・・・!!
正直45分間もきちんと座って人の話を聞く姿なんて想像もしてなかった!
ちょっと待って、え?
もしかしてコレってパラレルワールドかなんかの世界線かな??
だったら私、ここで生きてゆくわ!!ヽ(;▽;)
長男は発達障害(ADHD)かもしれないと思っていたけど、きちんと授業を受けて集団生活に馴染んでいるし、考え過ぎだったのかも〜?
ちょっと無くし物や忘れ物が多いけど、小学生男子ならきっと普通。
ちょっと整理整頓が出来なさ過ぎだけど、小学生男子ならきっと普通。
そう思って一安心していました!
(イメージする小学生男子が完全にのび太くんだった件。)
体調不良・不安感の現れ
入学したての頃はきっと、本人なりに凄く頑張ってたんでしょうね。(遠い目)
次第に集団生活がしんどくなってきたのか、体にストレスが現れ始めました。
お腹が痛いと言って保健室で休憩する回数がどんどん増えていったそうで、多い時には1日に5〜6回保健室へ・・・という事もあったそうです。
それほぼ保健室やん( ゚д゚)!!
学校でのストレスからくる腹痛に加え、次第に強い不安感も出てきました。
ちょっとしたニュースはもちろん、普通のアニメなんかの何でもないシーンでも長男にとっては不安材料となり情緒不安定になる。
朝1人で学校に行けないと訴えてくるようになり、
更には下校中も道端で動けなくなって蹲っているところを保護される事が増え始め・・・。
何回も何回も学校から電話が掛かってきました( ;∀;)
しかも大好きなマリオが目の前をピョンピョン跳び回る幻覚のようまで見えだして全然人の話を聞かないし、
ますますマイワールドに意識が飛んでいってしまうようになりました。
長男の状態が普通ではない事は充分すぎる程分かったし、もう発達障害だったらどうしよう〜とか言ってる場合じゃねぇんです。
ここまで来たら皆の気持ちはただ一つ。
どげんかせんと。(訳:どうにかしなくては)
ここから教育相談→病院に受診→診断という流れです。
7歳 ASDの特徴
診断受けた当初は長男が自閉症スペクトラムであることにビックリしたんですが、今思うとこれはASDの特性だったなと思うところを書いていきます。
臨機応変に対応できない。
長男にはASDによる臨機応変な対応が苦手な部分があります。
『普段はダメだけど特別に良しとする』ことや『多めに見る』という曖昧なシーンが分かりにくく、ルールから外れる行為は許せない。
この「ルールは守るべき」という意識が、入学当初からクラスメイトと度々トラブルになる種となっていました。
曖昧なシーンや特別なケースが分からず口を出してしまう長男に対して、一部のクラスメイトは「なんだコイツ」ってなっちゃうようです( ˘ω˘ )
ノートの取り方や宿題のやり方に関しても、先生が「やり方の一つ」として教えている事に対しても「こうじゃなきゃダメ!絶対!」ってなっちゃって。
言われた通りにしないと怒られると泣いちゃう・・・。
怒られたりしないよ、違うやり方でも良いよと教えても「そんなわけない」の一点張りです。
頑固すぎワロタ。
眠らない。
長男は眠気に凄く鈍感です。
眠たいという感覚が今でもよく分からないらしい。
全然眠たくないと言って遊んでいたと思ったら、次の瞬間電池が切れたように床に転がっていたり(寝てる)
「なんか気持ち悪い」と体調不良を訴えてくることもあります。
節子、それ体調不良とちゃう。
睡魔やで・・・。
更に感覚の鈍さでいうと、トイレ系。
便秘症については0〜3歳までの成長記録でお話ししましたが、8歳現在でも夜尿が治りません( ;∀;)
そのうち漏らさなくなるって主治医は言うけれど・・・。
本人的には成長するにつれてトイレトレーニングパットを装着するのも抵抗を感じつつあるので、早く治るよう祈るばかりです〜。
ストレスがかかるとパニック。
自分が決めていた通りにスケジュールが進まない・思ったように物事が運ばなかったりする場面で、気持ちを切り替えることが出来なくてイライラしたり軽い過呼吸を起こす事があります。
一つ一つは本当に大したことが無いような出来事だと私たちは思うんだけど、長男にとっては一大事のようです。
拘りというヤツでしょうか・・・。
自閉症のこだわりって、もっと分かりやすいものばかりだと思っていました。
服を着る順番だとか、使う食器の種類とか。
実際は後から思い返すと「そういえばアレって拘りだったのかな?」っていう、些細なことに見えるものばかり。
その他にも大きな声で怒ったりするとフリーズしたりします。
ぼーっとしているように見えるので、話を聞いていない!と更に怒ってしまいがちですが、実は頭の中でパニックを起こしているらしい。
只今パニック中!みたいなテロップとか出たら良いのにね。
そしたら「あ〜今パニックなんか。なら落ち着くのちょっと待っててあげよ!」って、みんな優しい世界になれるのにヽ(;▽;)
7歳 ADHDの特徴
ADHDの特性については、小学校に入ってより顕著になりました!
物を無くす・忘れる。
小学生になると毎日持って行く物が違ったり、物の管理は基本的に自分でしないといけないので特性がモロに出ます。
基本筆箱の中身は空っぽですね(`・ω・´)
消しゴムは何度も無くしちゃって先生に借りに行くので、度々連絡帳に消しゴムは持っていますか?と先生からお便りがありました。
物を無くしやすい上に整理整頓も壊滅的なので、見つける事が出来ない。
長男はいつも何かを探し回ってます・・・(゚∀゚)
忘れ物だけはしないようにと、ランドセルを定期的に整理して必要なものを入れておいてあげるんですが、
いってらっしゃいと送り出した後にその必要な物が床に落ちていることもある。
まじで、どゆこと???
視覚情報に振り回される。
例えばショッピングモールに行ったとして、長男はまず普通について来てくれる事はありません。
気になるアレにフラフラ〜
気になるコレにフラフラ〜〜
何度も何度も名前を呼んで進むように促します( ;∀;)
気になったものに衝動的に向かっていっちゃうので、よく迷子にもなりました。
小さい頃はそれでよく親の姿を見失って泣いてたんだけど、
成長してからは大人に頼ることを覚えたようで、迷子になったと思ったらすぐに店員さんなどに助けを求めに行くようになった長男です。
こうやって経験をもとに自分で対処できる事が増えていけば良いんだけど( ˘ω˘ )
注意散漫!宿題が進まない。
宿題ほんと、あんなに出すのやめてほしい(切実)
長男は「書き写す」行為がめっっちゃ時間かかる上に間違えます。
計算ドリルを2周するというシステムのせいで、ドリルに書き込まずにノートに問題を写してから問題を解くというスタイル。
もう親子でハゲそうでした!!
注意欠陥だから一問一問写すのからもう苦行なのに、やっと写して解いた問題がそもそも間違っていた時の絶望感よ。
プリントの日は書き込めるので多少マシではあるものの、放っておいたらボーッとして終わらないので、横について「次!次!」と絶えず声をかけ続けねばなりません。
それでやっと1時間くらいで、漢字と算数が終わる。
放っておいたら2時間あっても終わらない。
もう宿題やめたい。(泣)
おわりに
以上、発達障害が分かるまでの成長記録はこれでおしまいです。
自分の子供は普通なのか?それとも発達障害なのか?
フツーというものが分からず様子見に徹していましたが、本当に発達障害特であるのならば特性がハッキリ判る時が来るものなのかもしれません。
これでも普通学級で過ごしている長男なので発達障害は軽度な方だとは思うけど、本人はすごく生きづらい。
でも軽度ゆえ、周りは気付きにくい。
軽度発達障害は鬱病や引きこもり等の二次障害が起きやすいとも言われています。
長男には不安症や登校しぶりが起きる前に、困り感に気付いて手を差し伸べてあげれたら良かったなぁと思うんですよね。
発達障害は病気では無いので治らないし、特性と上手く付き合って生きていくしかない。
長男には「生きづらい」よりも「人生って楽しい」と思える時間を増やしていけるよう手助け出来たら良いなと思っています(^_^)
最後までお読みいただきありがとうございました☆
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