【発達障害子育て】ASDと定型発達の脳特性の違い×フツウとは何なのかを考える。

発達障害、ASDの特性 発達障害

先日YouTubeにて発達障害児(ASD)の脳のつくりについて、興味深いお話を拝聴させて頂きました!

こんにちは、komyu(こみゅ)です。

こみゅ
我が家の長男は7歳の頃に発達障害(ASD・ADHD)の診断を受けました

診断を受ける前は
「この子って普通なのかな?」
「こういうのって普通じゃないよね?」ってずっと思っていたし

診断を受けた後は
「やっぱり普通じゃないな」
「普通の子から変な目で見られたりしてないかな」ってずっと思っています。

自身もコミュ症で悩みながら生きてきた為、人一倍「普通」であることに意識を向けてきた私です。
だっていつだって少数派の人たちは、変な目で見られたりするでしょ
( ;∀;)
普通が一番!みたいな言葉もあるしな。

こみゅ
そうだよ普通が一番なんだよ(語彙力)

そんな中、先日YouTubeでオススメに上がってきた発達障害の子供の脳の特性についてお話ししてある動画。
オススメされるがままに視聴してみました٩( ‘ω’ )و

療育についてのお話が軸でしたが、そもそも自閉症スペクトラムの子供の脳と定型発達の子供の脳は、つくりが違うのだと仰ってある。

『トリビアの泉』的展開に20へぇ〜。

定型発達と自閉症スペクトラム児の脳の特性

強制する療育が効果ゼロの理由(1)〜自閉症スペクトラム児の神経ネットワークは定型児とは違う~

コチラの動画では発達障害と定型発達の脳の特性について解説されています。

定型発達の子
社会性を優先させるため、一度は複雑に発達した脳のネットワークがいい感じにシンプルに調整されながら育つ。

ASDの子
脳が複雑なネットワークを維持したまま育つため思考が複雑化してしまい、思考をうまく表現できない=コミュニケーション能力の低下につながる。

こみゅ
定型発達とASD。
脳の発達の違いを詳しく知ることが出来ました

定型発達から見る常識や普通という枠からASDの子が外れてしまうのは、これはもう当たり前の事なんだということ。

なのでASDの子を定型発達になんとか近づけるよう叱ったり色々と試したりしたところで、脳のつくりが違うんだから無理なんですよ、と。

全く別の脳につくり変えるなんていうのは無理なのだから、無理やり定型発達者の社会にASDの子を合わせていくのは歪みが生じてしまいますよ、と。

お互いの世界を理解は出来ないのは当たり前で、
だから理解しようとする心を持って、定型発達者と発達障害者の間に落とし所を見つけていきましょうというお話でした。

脳のつくりが違うんだったら、そりゃあASDの子にとって「定型発達=普通」の社会って大変に感じますよね。

こみゅ
どうしたって多数を占める定型社会には、合わせて生活するしかないもんね

定型=普通に合わせると生じる歪みとは

発達障害・グレーゾーンである人なんかは特に、一度は言われた事があるであろう言葉の代表、
『そんな困り事なんか普通のことだよ』
『そのくらいで障害ならみんな障害になっちゃうよ〜』
っていうやつ。

例えば長男に関する事であると、忘れ物が多かったり、うっかりが多かったり、ぼーっと意識が飛んで話を聞けなかったり、臨機応変が分からないなど。

確かにこれだけ聞くと、誰しもそういう所って普通にあると思います。

私も人付き合いが苦手だとか、人の顔を覚えられないとか、継続して決まった所に通えない(学校・会社・習い事など)困り事があるけれど、思い切ってカミングアウトしてみても

『私も〜。人付き合いとか面倒くさいよね!わかる〜』

といった感じで大抵はサラッと流されてしまいます。

正直なんだかモヤっとしたり、プレッシャーに感じてしまったりしちゃいますよね!!

でも実際どこからどこまでが普通かなんて分からないから「みんな同じ」を鵜呑みにしちゃって・・・。

こみゅ
あぁそうか〜これって普通なんだ。
じゃあみんな、大変なんだな。
もっと頑張らなきゃな。

そう考えてしまった結果、定型の子と比べて集団行動ができない長男を恥ずかしく思ってしまう事もあったし、「普通」に近づけるよう厳しく躾けてしまって。

個人を尊重して自由に過ごさせてくれた小規模幼稚園とは違って、小学校生活もありのままの自分の特性とは相容れない事ばかり。

けれども馴染めない長男の方に非があるような、そんな接し方をしてしまっていました。

長男が持つ不安症も、無理やり定型の社会に押し込めた歪みの現れだったのかなって思うと申し訳ないのです。

発達障害、生きづらさの理由

「その困り事は別に普通のことだよ」って言ってくれる人たち。
彼らの言葉には悪意や嘘はもちろんありません。

自分の子供に発達障害があるかもしれないって悩んでいる人に「そんなことないよ」って言うのは優しさだし。

発達障害の特徴には乳幼児期あるあるな行動に当てはまる事が多いし。

大人になっても定型発達の人だって本当に人付き合いも顔や名前を覚えるのも苦手だと思っているし・・・。

じゃあ、どうしてこんなに生きづらいの??
当たり前のことに、必死になってついて行かないと出来ないのは何故??

こみゅ
そう思った時に、今回の脳のつくりに違いがあるっていう動画はヒントになってる気がする!

定型発達者と発達障害者の困り事に対する感覚について。

例えば、近所にある「普通スーパー」に毎日通ってお買い物をするとします。
定型発達の人は、まぁちょっと面倒だけど歩いて10分。
発達障害の人は隣町からバスを乗り継いで、最寄りのバス停から更に徒歩20分。

みたいな感じですかね?
(例え下手か)

どっちも毎日通うのは大変なんだけど、その大変さが大きく違うってイメージです。

「近所のスーパー」っていうのは定型の人の目線であって、発達障害の人から見たら全然「近所」じゃねぇぇe e e!!っていう。
( ;∀;)

しかし定型の人も大変だし面倒だと思っていることは事実なので、「スーパーに毎日通うのが大変なのは、普通のことだよね」ってなっちゃうのです。

発達障害者も自分の立ち位置を理解して別のスーパーに行くことを選べたら良いのですが、「普通スーパー」に行くのが常識!ってなると、今日も明日もバスを乗り継ぎ20分歩いて普通スーパーに通うわけなんですね。

あーツライ・・・って思いながら。

Eテレ発達障害って何だろう
- YouTube
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こちらの動画はNHK・Eテレでよく見ているコーナーです( ・∇・)
発達障害の困り事。「ふつうって、何?」をテーマにした短い動画です。

この怒られてフリーズして更に怒られて・・・って、長男にもあったので。
脳内ではこんな事になっていたのかと非常に参考になりました!

脳のつくりとか、細かい発達医学とか、そういうのは私はぶっちゃけ分かりませんw

でも大切なのは「一人一人の特性を理解しようとすること」なんですね。
発達障害に限ったことではなく、人の困り事を軽視するのは良くないのだと。

「普通スーパー」から遠く離れた場所に住んでいると知っていれば、その人に普通スーパーに通うのは常識だ!なんて、誰も言いません。

長男の、はたまた私の困り事をカミングアウトした時に「普通だよ」と言われると、なんとも言えない絶望感がありました。

これ普通なんか・・・
こんな困り事を抱えて生きるのが普通なんか・・・
人生修行すぎワロタ・・・って。

普通と言ってくれる優しさ・厳しさを鵜呑みにしていけないなぁって。
みんな、他人が「普通スーパー」からどの位置に住んでいるのか知らないのです。

こみゅ
あなたのフツウ、わたしのフツウ。
「フツウ」って一体なんだろね。

おわりに

さて、後半よく分からない例え話をゴリ押して進めて参りましたが、いかがだったでしょうか?(伝われ)

決して定型より発達障害の人が苦労しているとか、そういった話ではありません(伝われ)


偉そうに色々書いてみたけど、これは長男に対する今までの関わり方の反省と、今回の動画の内容を心に留めて今後は特性を否定しない人間になりたいという目標です!

理解出来ない長男の困り事はついつい我慢や努力を強いてきました。
理解できる事があっても、自分を棚に上げて長男を普通社会に押し込めようとしていた・・・(´・ω・`)

もちろん全てを脳の特性だからと放置してしまっては、それも子供のためにはならない。
ちょっと頑張らないといけない所、ありのままで良い所の線引きも必要ですね。

今回ご紹介したYouTube動画に関して解釈の相違などありましたらスミマセンw
興味がある方はぜひご視聴して頂き、それぞれで解釈してもらえたら平和な世界の第一歩!

最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた!

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